アグアヨ生地から作られたブランケット(ピクニックシート)は、アンデス地方で伝統的に使われてきた、主に女性が日常の荷物を運ぶために使うアイテムです。このブランケットを使って、食料品、火起こし用の薪、市場で売る品物、小さな子どもなど、あらゆるものを背中に背負って運ぶことで、女性たちはあいた両手をその他の実用的なことに使えます。
アンデスの高地は、植物がほとんど生えず、灰色と茶色を基調とした非常に厳しい環境の地域です。そんな山脈の色合いが淡く単調なアンデスの高地では、明るく鮮やかなアグアヨはとても際立ちます。
つまり、カラフルなアグアヨは単に実用的な織物なだけではなく、アンデスのアイデンティティ、精神性、クリエイティビティを表現する伝統的な織物でもあるのです。
今日では、アグアヨのブランケットは、丈夫で何度でも使えるようにアクリル生地で作られています。今回のコラボレーションに向けて、20年にわたるアンデス地方での旅をもとに、オリジナルのアグアヨ柄をデザインしました。
このブランケットは、The Inoue Brothers x Porter Backpackのボトムにあるストラップを使って、アクセサリーとしてカバンに取り付けることも可能です。